はじめに
子どもが2人になってから、毎日が本当にあっという間に過ぎていきます。
朝起きてから寝かしつけまで、常に“やること”に追われていて、気づけば今日もイライラしていた…
なんてことがしょっちゅうでした。
怒りたくないのに怒ってしまう。
そのたびに、「なんでまた…」と落ち込んで、自分を責める。
そんなことの繰り返しで、「心に余裕がないな」と感じる日々でした。
同じように悩んでいるママに、私が少しずつ心の余裕を取り戻してきた“きっかけ”と“工夫”を
お伝えできたらと思います。
心の余裕がなくなる背景
上の子はイヤイヤ期、下の子はまだまだ手がかかる時期。
どちらも「ママ、ママ」と求めてくるなかで、自分の時間はどんどん削られていきました。
2人同時に泣かれたり、片方の機嫌を取っている間にもう片方がぐずったり…
“こっちを立てれば、あっちが立たない”毎日で、常に神経を張りつめていました。
そして、そんな自分がまた子どもを怒ってしまった日。
「どうしてまたこんなに怒っちゃったんだろう」
寝かしつけのあと、静かな部屋で自分を責める時間がつらくなっていました。
私自身が感じたサイン
今思えば、「余裕がないな」と感じたサインがいくつかありました。
- いつも時間に追われて、気持ちが焦っていた
- 子どもの小さな行動にもイライラしてしまう
- 夜、自分を責めて落ち込むことが増えた
このままではよくない、でもどうしたらいいかわからない。
そんな風に感じていたときに、ちょっとした転機がありました。
転機になった考え方・気づき
きっかけは、ある日ふと「少しでも気持ちが楽になることをやってみよう」と思えたことでした。
全部を変えるのは無理でも、「できることから少しだけ変える」。
その一歩だけで、少しずつ気持ちが軽くなっていきました。
自分に「今日もがんばってるよ」と声をかけてあげること。
100点じゃなくていい、60点くらいでもちゃんとやってる。
そんな風に、自分をゆるめてあげるようになりました。
心の余裕をつくるためにした小さな工夫
特別なことはしていません。
でも、毎日の中で“ちょっとラクになる工夫”をいくつか取り入れてみました。
- 毎日やることをリスト化
「次は何しよう?」と考える時間が減り、気持ちがラクに。
予定通りにいかなくてもOKと思えるように。 - 「できなかったこと」より「できたこと」に目を向ける
今日は家族全員ごはんが食べられた、洗濯物が干せた。それだけで十分。 - 子どもと“ゆっくり”を味わう時間をつくる
ただ一緒に絵本を読む、目を見て笑う。短い時間でも「つながれた」と感じる瞬間を大事に。
やってみてどう変わったか
心の余裕は、すぐには戻ってきませんでした。
でも、自分の気持ちに目を向けること、小さな行動を積み重ねることで少しずつ変化がありました。
- 子どもに対して、イライラの前に「どうしたのかな?」と一呼吸できるようになった
- 「できてない自分」にダメ出しするより、「がんばってる自分」に目を向けられるようになった
- 1日の終わりに、ちょっと笑える瞬間が増えてきた
おわりに
育児は本当に大変で、思うようにいかない日が続くこともあります。
それでも、少しずつ「自分をラクにする」選択をしていくことで、心の余裕は戻ってきます。
完璧じゃなくていい。
がんばりすぎている自分に、今日少しだけ優しくしてあげること。
そんな一歩から、また明日も進んでいけるはずです。